FinCENがビットコインマイナー(採掘者)に対して寛容な姿勢

ビットコインに対する当局の警戒が続く中で、FinCENがマイナー(採掘者)に対しては寛容な姿勢を示したようだ。米財務省内で金融犯罪捜査を担当するFinCENは、ビットコインのマイニング(採掘)についての規定を発表した。

FinCENは、マイナー(採掘者)がビットコインを自身のために採掘する限り、 MSB(Money Services Business)として登録することなしに、取引所で換金もしくはそのままビットコインを使用することができる、ということを明確にした。

これは、ニュージャージーで複数のASICs minersを運用しているAC Bitcoin(Atlantic City Bitcoin)からの照会に応じたもの。AC Bitcoinのオーナーは元連邦政府職員。

ビットコインにとってはマイニングの作業は言わば生命線。
この生命線であるマイナーの立場がFinCENによって明確化されたことの意義は大きいだろう。

臭いものには蓋をしろ、とばかりに中国やインドといった潜在的な新興国での警戒が相次いでいるが、ビットコインは基軸通貨であるドルとの交換が可能であり、むしろ立場は明確化されつつある。

そして、依然として採掘上限は2,100万ビットコインに制限されている。

BitcoinRichistによれば、1BTC以上を保有しているユーザーの数は世界でも25万人以下である。

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