Mt.Gox(マウントゴックス)の価格プレミアム消える

Mt.Gox(マウントゴックス)でのビットコイン取引価格プレミアムが事実上なくなった。

これまでは、他の市場の取引価格よりも15~20%高く取引されていたが、2月6日8時以降、断続的に価格を下げていた。

当ブログでも指摘している通り、Mt.Gox(マウントゴックス)はこのところビットコインの注目度が上がってきていたことから、口座開設手続きが追い付いていない状況があった。

また、一部で口座への入出金の遅延等、取引所として必要な業務対応能力が追い付いていない状況があり、投資家が防衛的な売りとコインの引出しをおこなった結果、ビットコイン価格が下落した。さらに、Mt.Gox(マウントゴックス)は米ドルベースでも取引量大手ということもあり、他の取引所も引きづられるように価格が下落していった。

このように投資家のセンチメントが徐々に悪化していた状況で、AppleがBlockchainのアプリを突如削除したこともあり、ビットコイン価格は急落した。

2月7日22時10分時点での各市場の価格は以下の通り

Mt.Gox : 715
Bitstamp: 703 
BTC-e  : 705 
Huobi  : 746.68

(1BTC/USD)

Mt.Gox(マウントゴックス)には過去にも外部要因に苦しんできており、その都度相場に急落局面があった。

2013年5月には、ペイメントプロセッサDwollaとの間で一度取引の停止を経験した。その後、国土安全保障省(DHS)によって再開された。

2013年8月、Mt.Gox(マウントゴックス)は、そのアメリカの子会社である、 Mutum Sigillum LLCが、国土安全保障省(DHS)によるDwollaアカウントの押収で$2.9millionを失った。その後、8月に国土安全保障省は二つの米ウェルスファーゴの口座から$2.1millionを押収した。

5$millionが押収されると同時に、アメリカの銀行とペイメントプロセッサ企業は、その後、Mt.Gox(マウントゴックス)との取引に従事することを拒否した。その為、Mt.Gox(マウントゴックス)は、米国とその他の多くのアメリカ人顧客の資金移動に苦労している模様だ。

スポンサードリンク