相場戦略:10月25日のBTC/JPYとETH/JPY(16時現在)

10月25日のBTC/JPYとETH/JPY(16時現在)

コイン名  売り - 買い
BTC/JPY 605,500円 - 656,300円
ETH/JPY  33,500円 - 37,500円
ETH/BTC  0.0054付近

BTC/JPYは下落。午前中はBTG権利確定の流れから買いの勢いが続かず一時は60万円割れをためすかとおもわれたが、現在は戻している。市場はBTGのリプレイアタックへの対応と11月中旬のB2Xを意識し始めている状況だ。BTGの生成は基本的にはBTCのトランザクション処理に影響はない。BTCとはアルゴリズムが違うからだ。どちらかといえば、処理能力の影響を受けるのはETHのほうで、ETHはその状況を見越していたのか、ビザンチウム後のETHのDiffは報酬比で以前に比べてやや低めに設定されている。

B2XはBTCの処理能力の分裂を招くことを危惧する向きもあるが、BTCコミュニティーはビットコインキャッシュで一度経験している。

また、コミュニティーの分裂によりマイナーの採掘能力が下がると処理能力が落ちることで、BTCの価格に影響が出ると懸念する投資家もいるが、処理能力が下がれば一定の時間の経過を経てDiffは下がるので、中長期的には心配するほどのことではない。

ETH/JPYはBTGフォーク後の買戻しを受けて上昇している。 ETH/BTCは0.0054付近で推移。BTGの対応で忙しい投資家をしり目に、相対的に割安になった通貨を買った投資家は10%以上のリターンを得ているだろう。

BTG/BTCの価格によっては、他通貨を買った投資家のほうが賢かった、ということになるかもしれない。仮想通貨市場全体の時価総額が今後も増え続けると仮定するのであれば、分散投資とドルコスト平均法などで積み立て投資をするほうが賢明であろう。



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