NEM(XEM/JPY)は買いか?

NEM(XEM/JPY)は買いか?

NEM(XEM/JPY)は8月29日現在、30円前後で推移している。
4月前半では2円程度で推移していたので、約15倍に高騰していることになる。

XEM/JPY

他の仮想通貨との比較でいえば、BTC/JPYは12万円前後で現在は48万円付近になるので約4倍、ETH/JPYは5500円付近だったのが、現在は3万8000円前後で推移しているので、約7倍になっている。
BTC/JPY

ETH/JPY



総じてBTC/JPYの上昇に連れ高になっており、上昇倍率の違いは時価総額の違いということになるだろう。

対BTCで見た場合は以下のような結果になっている。

ETH/BTC
4月 0.04
8月 0.08
→ほぼ2倍で上昇

ETH/BTC


XEM/BTC
4月 0.00002
8月 0.00065
→ほぼ3.25倍で上昇
XEM/BTC


ETH、XEMともに対BTC比でみれば、対円比で約半分の上昇率になっている。

そこから明らかなことは、
・4月以降はJPY→BTCへの資金流入が加速した。
・JPY→ETHも同様に加速した(ただし、ETHは3月から上昇しはじめていた。)

上記の流れから見れば、NEMはBTCとETHの流れに追随しているように見えるが、4月に加速し、調整後8月に一度上昇したのち、再度調整している。

8月の一時上昇はCOMSAのICOアナウンスがあったことによるものだろう。

XEM/JPY

XEM/BTC


BTCは7月末のハードフォーク問題を乗り越え、Segwitの実装が終わったが、今後もスケーラービリティー問題は付きまとってくる。ETHもスケーラビリティー問題は同様だが、「TheDAO事件」や「EOSの上場」で市場のICOブームに一端冷や水がかかったこと事実だ。

XEMの価格はBTCとETHとの連動性が高いようだが、COMSAをはじめとした本邦ICOでの期待ニーズが今後高まるのか?それとも外部要因等で目先調整含みに推移するのか?

時価総額はそれぞれ、BTC約700億ドル、ETH約330億ドルに対して、XEMは約24億ドルと時価総額が小さいこともXEMのボラティリティーが高い理由の一つであろう。

XEM/JPYのチャートでみれば、ダブルトップ形成もありえるので今後注目してみたい。
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