ビットコインは相場の逃避先になるか?

1月24日の為替市場では新興国市場への先行き懸念、および中国経済への先行き不透明感から、新興国市場通貨が一段と売られ、円への逃避が起こった。

円はほとんどの通貨に対して上昇したが、同時にビットコインも上昇している。

為替市場は土日は取引が止まるがビットコインの取引所は24時間365日稼働しており、1月25日06時の時点では1BTCが920USDだったが、1月26日15時の時点では969.99USDまで上昇した。

24日15時から26日15時までの間の上昇率は約7%。

・ビットコイン/米ドルUSD

1BTC 904.00USD (2014/1/24 15:00)
1BTC 913.37USD (2014/1/24 20:00)
1BTC 920.00USD (2014/1/25 06:00)
*MTGOX(マウントゴックス)での取引価格

・米ドルUSD/日本円JPY

1USD 103.245JPY(2014/1/24 15:00)
1USD 101.998JPY(2014/1/24 20:00)
1USD 102.264JPY(2014/1/25 06:00)

FRBの金融緩和解除に伴い、新興国市場通貨の変動が予想される状況であろうが、ビットコインはどうだろうか?

ヨーロッパの金融不安以降、資金逃避先としてクローズアップされたことがビットコイン相場の上昇理由であると考えれば、ビットコインは新興国通貨の逃避先になりうるだろうか?

現在のところは中国、インドがビットコインの取引を禁止していることもあり、新興国市場からの需要は限定的であろう。

現在のところは大きな連動性はないに等しいが、今後の相関性には注目していきたい。
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